シングルマザーでも楽しくお出掛け出来るよ! Roroの「娘とお散歩」日記★

シングルマザーでも楽しく外出したり、旅行、レジャーを楽しんじゃおう!! 一人娘と一緒に色んな所に出掛けたレポートを1つ1つ綴っていきます。同じ様にシングルマザーで頑張るどなかたのお出掛けの参考にして頂ければ幸いです^^

親子三代富士登山・③ ~登頂~

さて。
出発時刻午前2時。

眠い目をこすりながら・・・
となるかと思いきや、
思いのほかすんなり起きられる。
というよりやっぱり「リラックスして熟睡」はムリ。
まどろむ程度でした。


出発時はヘッドライトの装着率100%でした。
「ヘッドライトぉ? いらなくない? 」
と思っていたのは私。
母が
「ひとまず用意だけしようよ」
と言うので渋々ネットで購入したのですが、
これも大正解。

本気で真っ暗!
そして装着していない人皆無!

だったら「絶対必須! 」位書いといてくれた方が良かった・笑。
用意しといてヨカッタ。
一歩間違えばえらいことでした><



そんなわけでまだまだ星空が広がる中をテクテク歩きます。
この辺は全然ヨユー。

仲良く談笑したり、
休憩で見上げる星空が凄くキレーで癒されました。
昨夜の星空観察は曇ってしまっていましたが、
この頃には雲はなくなっていてよく見えました。

満天の星空に天の川!
そしてこれでもか!!!
って位に流れる流れ星。

本当にキレーです。
私、流れ星を見たのはきっと生まれて初めてだと思います。
感動でした。

気温も風が冷たくて気持ちよい程度。
クーラーで言うと24度設定位ですかね・笑。
暑がりな私は半そででも余裕でしたが、
パーカー一枚羽織ると丁度良い程度でした。


テクテク登ります。
ひたすらテクテク。
この辺は多少坂がきつくなってくる場面もありましたが、
それでもまだ元気があります。
「早く休憩にならないかな」
とは頻繁に思うようにはなりましたが・苦笑。


そんな中でしたが、
うっすらと明るくなってくる日の出の様子もとてもキレーでした。
七合目の途中です。

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私は雲海が見事に広がっているのがとても感動で、
なんだか飛び込みたくなってしまうほどに優しい感じでした。

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まぁ、本当に飛び込んだらエライことになってしまいますが・笑。


とにもかくにも夜から夜明けまでのこの時間帯が一番楽しく、素敵な時間でした。
景色も素晴らしかった!




そして。
本当にしんどい思いをするのはココカラです。

「大体8時間位かけて登頂を目指します」
と出発の時点で言われていましたが、
一体誰が信じると思いますか?!

本気で8時間登り坂を登り続けるの?!
にわかに信じがたい><

でもそれが現実です。
というより「富士山」の厳しさはそれ位凄いんだって事を痛感します。


坂が段々厳しくなり、道じゃなくて「壁」になっていきます。
歩きにくく、段差が多く、
かと思いきや、
歩いても歩いても七合目から抜けられない。

七合目八合目は山小屋が沢山あるのですが、
山小屋に辿り着く度に
「八合目になったかな?! 」
と看板を探しては絶望的な気分になりました・苦笑。



そして私の疲労度に比例して、
娘のしんどさが増してくる。

いくら頑張っても七合目から抜けられない。
しかも
「頑張れ! 後4時間位登り続ければつくから」
的な発言。

ただでさえ苦しいのに、これを後4時間も続けるの?!
何より心が挫けるのはこういう時です。


娘も最初は必死な顔で頑張っていましたが、
段々その途方もなさに絶望でいっぱいになってくる。

必死に必死に登ってもまだまだ先は見えない。
遥か上方に見える頂上っぽい所が何合目か聞くと、
「あそこで八合目かな」
なんて答えが帰ってくる。

あとどれ位で着くかと問えば、
数分でも数十分でもない、数時間!

無理!!!
娘はメソメソ泣き出しました。


「もう無理>< 」
「じゃぁリタイヤする? 」
「・・・それもイヤ」
ヲイ!

このやり取り、何十回と繰り返しました・苦笑。


幸い、母も私も娘も高山病の症状は現れませんでしたので、
気持ちが追いついていれば登ることが出来ます。
その為に六合目の山小屋から必死に深呼吸するように気をつけていましたし、
気持ち悪かったり頭痛い状態で過酷な登り坂を絶対に登りたくなかったので細心の注意を払っていました。
特に私は偏頭痛持ちで、低気圧などになると頭痛が酷くなるタイプなので殊更注意をしておりました。



それでもエンドレスな登り坂に、
ますます心折れる娘。

昨夜お友達になった女の子に
「頑張ろう、あとちょっとだよ」
なんて声をかけて貰いながら、
メソメソ泣きながら登り続けます・苦笑。


けれど八合目も中腹になってくると、
本当にもう限界値を超えているのが目に見える娘。
「もうやだ・・・」
とメソメソ。

さすがに
「リタイヤする? 」
と聞くと半ば頷きかけます。

「せめて九合目までは頑張ろうよ」
みたいな話をしても、
「そこまで行くのに何時間もかかるじゃん! 」
とメソメソ。

こりゃだめかなぁ。。。

と思い始めていた私。
が、娘もやはりここまで登ったプライドがあるのか、
「降りたい」
とだけははっきり明言しない。

「どうするの? 」
と聞いても、
「うーん・・・」

そんなやり取りをいくらかした後、
山岳ガイドさんが見兼ねて、
「頭痛くない? 気持ちも悪くない? 」
と確認の後、
「じゃぁ、登ろう! 」
と励ましてくれました。


娘は物凄く嫌そうでしたが・笑。
それでも周囲が頑張れムードになっていくのを、
「絶ッ対イヤ! 」
と強く拒否することも出来ず、
しぶしぶ登り始める。


が、やはり足が痛い。
リュックが重い。
引きずるようにして登りながら、
これまたメソメソ。


休憩が終わる度に一番遅い娘を先頭に隊列を組んでくれるのですが、
どうしても周囲のペースに合わせられずに最後尾へ・・・。
それでも大分遅れていきます。

一番最後尾の添乗員さんに、
「泣きながら必死に登っています」
なんて先頭の山岳ガイドさんと連絡を取られていました・苦笑。


そんなこんなで最後はタイムリミットとの勝負になってしまいました><
指定の時刻までに登れなければ、
下山が間に合わないので登頂を諦めるしかないと言われている時刻。

最悪母だけでも登頂して貰おうと、
「先に行ってて」
と言ったのですが、
やはりどうにも心残りのようで・・・。
引きずるようにして歩く娘を見ながら、
「じゃぁせめて荷物を持っていくよ」
と言い出しました・・・・。



えぇ?!

なんと!
娘の背負っているリュックを母が背負っていくと言うのです。
単純計算で九合目から2倍の荷物を持つと言っているのですよ、

62歳が!!!


母が途中で倒れてしまったらどうしよう、
とチラッと思ったのですが、
それでもこの荷物を娘が持って時間内に登頂するのは不可能に近い。
かと言って、私自身も割りと限界ぎりぎり。
そんな中、

娘を叱咤激励しながら登り続けながら荷物を持ってやることは無理><

結局、母に託すことにしました。


そこでハタと気付いたのですが、
どの子も子供の分の荷物をパパが荷物を持ってあげていて、
(子供はナップザック程度の軽いものか手ぶらでした)
フル装備を自分で背負っているのは娘だけだったんですよね。
お弁当やお水など多少は私が持ってあげていましたが、
それにしても九合目までほぼ大人と変わらないリュックを背負ってよく頑張って登ってくれたと思います。

気付けば小さい子も、中学生位の男の子達も居なくなっており、
(体力の限界や具合が悪くなり、八合目付近で下山していました)
子供は娘と昨夜お友達になった1つ年下の女の子だけになっていました。



心挫けてメソメソの娘を引っ張って九合目、十合目を登り続けます。
「ここからが一歩、出づらくなりますから頑張りましょうね」
と言われた九合目、十合目。

本当に一歩が出ない・苦笑。
坂が急すぎます。
いや、むしろ坂じゃなくて崖?

メソメソしてる娘より、
この崖をリュック二つ背負って登ってる母が心配になりました><


が!
ふと顔を上げると、頂上から母が手を振っていました・笑。

富士山とは不思議なもので、
八合目まで登らないと頂上は全然見えないのですが、
八合目から見える頂上は目視するとすぐ近くなのに、
そこまで行き着くのに平気で1時間も2時間もかかります。
遠いんですよ。。。。

なので見上げれば頂上はすぐそば。
それなのに行き着かない><
そんな頂上で母が手を振っていました。

いや、ホント凄かったわ。
62歳ってあんなに元気なもんかね? 笑。

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そんなこんなでどうにかこうにかタイムリミット15分前に娘も登頂!
頂上に居られた時間はごく僅かですが、
凄く凄く頑張りました!!
登ったという事は大きな意味を持つと思います^^
よく頑張ったね☆

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頂上で水とスプライトのペットボトル購入。
水は重いので最小限にしていたので頂上で空っぽになりました。
最初から下山の際の水は購入する予定でした。
「高いけど、登りきれないよりは登頂して高い水買った方がいいよね」
と母と言っていました・笑。

娘は水がいいといい、
私は調子に乗ってスプライトにしましたが、
弱冠後悔しました。
素直に水を飲むべきです。
あぁいう時は・・・orz


しかしびっくりしませんか?
実は頂上には売店があるのです・笑。
気のいいお兄ちゃんが売っていました。
思わず、
「毎日登ってきてるんですか? 」
と売店の人に聞いてしまいました・笑。
「いえ、泊り込みです・笑」
とのこと。

デスヨネ。
ってか、頂上に泊り込みでアルバイトってのもまた凄いな・笑。
世の中には色んな職業がありますね。

しかも頂上まではキャタピラ車で来るんだとか。
まったく登ってない!!! 笑。

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あ、そうそう。
七合目、八合目では山小屋をいくつも通過しましたが、
あの異様な空気は忘れられません。

うまく説明出来ませんが、
いくら高山病にならなかったとは言え、
耳はキーンとしてましたし、
頭もうっすら痛くなることしばしば。
青白い顔の子供達が沢山いました。

そういうのを考えながら一晩過ごすよりは、
やはり六合目で楽しくバーベキューとか星空観察をする思い出が作れて良かったような気がします^^



お鉢めぐりは疲れ果てて母だけ見学に行きました。
娘が即答で
「無理! 」
と言ったので、傍についててやりました。

そうよね。
皆は頂上に着いてから30分位休憩してたけど、
娘は登頂した直後だったものね。
(私もだけど・・・)

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↑お鉢めぐりらしき場所・笑。


その後、
ツアーの方みんなで登頂の集合写真を撮り、
さぁ、
こっからが下山です!
ここからも一仕事なんですけどね><


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